環境保護立国 ニュージーランド

  ニュージーランドは、日本とは赤道をはさんで、ほぼ反対側。面積は日本の約7割ほどで、人口は400万人。世界でも有数の、人口密度の低い国です。北島と南島の二島が、国土の大半を占めています。
  すばらしい自然が国民の誇りとなっていますが、政府は91年に、環境管理の広範囲にわたる配慮を施したリソースマネージメント条例(RMA)を制定しました。
  人間が行なう様々な行為は、広範囲の共同体や土地、水、空気といった人間が生きるために必要な基本環境に影響を及ぼしますが、RMAはこの基本的環境を保護し、その環境を享受する人々を守る権利と義務を、すべての人々に与えようとするものです。

世界地図

ニュージーランドの自然・四季

  雨が比較的多く、日照時間の長いニュージーランドでは、ジャングルを思わせる緑深い原生林が多く、多様性に富む植物相を形成しています。木やシダ類、花も含め、国内に生息する植物の80%はニュージーランド原生のものです。
  また「環太平洋火山帯」の上に位置するニュージーランドは、日本と同じく火山活動や地震など自然災害の危険にさらされていますが、同時に温泉や美しい地形の恩恵にも浴しています。
  また米国 TIME誌によると、ニュージーランドは、「他には生き残っていない動物事例の宝庫」だとされています。長い間大海によって大陸と隔てられてきたことにより、他の大陸には見られない独自に進化したユニークな動物や植物が、今でも多く生息しているのです。

  ニュージーランドの気候は温暖で、降水量は程よく高く、国内ほとんどの地域で日照時間が長い所が多いのが特徴です。
  日本と同じように四季がありますが、極端な差はなく、季節はちょうど日本と逆になります(日本の真冬=真夏)。
  <参照:ニュージーランド政府観光局公式サイトより>

海岸
風景

日の出


ニュージーランドの歴史

  1642年、この地を発見したオランダ人探検家アベル・タスマンが、母国の出身地ゼーランド州にちなんで「ニュー・ゼーランド」と呼んだのが、「ニュージーランド」という国名の始まりと伝えられています。それまでは先住民マオリの言葉で「アオテアロア」(白く長い雲のたなびく国)と呼ばれていました。
  先住民のマオリは、約1,000年程前にハワイキからワカ・ホウルア(航海カヌー)に乗ってやってと考えられています。1769年、英国人ジェームス・クックのニュージーランドをはじめとする南太平洋への大航海後にヨーロッパからの移住が始まり、1840年のワイタンギ条約の調印によって英国の植民地となったのちは、急激に人口の増加を見ました。

国旗  ニュージーランドが英連邦の一員から独立国家となったのは、1947年。20世紀中頃のことです。しかしながらその国旗を見ても分かる通り、英連邦の一員であった名残(左上のユニオンジャック)は今も残っています。
  17世紀にヨーロッパによって発見されて世界地図に載ったことにしても、20世紀中頃なって独立国家となったことにしても、ニュージーランドは世界で一番若い国と言えるかも知れません。
  <参照:ニュージーランド政府観光局公式サイトより>